2010.03.07 Sunday
旅の話をしました
手をつないだり、ハグしたり、
そんなことで伝えることができたら。
シンプルなものを言葉にすることはなんだかもったいない。
シンプルなことを口に出すとシンプルな部分はどこかへ飛んでいってしまう。
シンプルさは、身体の中で味わうのが似合っている。
そうすると、身体の中で育つ。
そして、身体を通して見せてください。
2010.01.03 Sunday
しろいひつぎ
白い棺のイメージが過る
その箱はとても清潔な白い木でできている
その中にはお花も入っていないし
好きな食べ物も入っていないので
どうやら死んだわけではないようだ
箱の側に一人の背の高い男が
黒いブレスレットをして立っている
何かを口ずさんでいるのだが
まったく何語であるかわからない
あたりは、西陽か朝陽なのかわからない
明るさに満ちている
すべての意味が失われた場所であるが私は安心している。
ここではきっと意味を問われたり責任を問われたりしないからだ。
そして、すべてがしろいひつぎの中に納められていく
形のないものが火にくべられる
2009.12.26 Saturday
先日読んだ詩(概要)
身体を見ていると想起することがあります。
(ここにも書いたりどこかで読んだことがあるかもしれません)
生まれてきたときは、まだ立ち上がれないので、頭と心の位置が水平だ。
歩けるようになると、頭が一番上にくる。
そうすると、心で感じるより、頭で感じることが多くなる。
頭をぐーっと下にさげると、心が頭より高い位置にくる。
足と足の間から覗く世界は、さかさまだ。
2009.12.24 Thursday
波にのまれる
波にのまれる夢をみた。こわくはなかった。
波は私を一切ぬらさず、くるむだけだった。
波の温度ではなかったから、それは波ではなかったのかもしれない。
2009.12.14 Monday
おじさんのはなし
昨日はテキストを聞いたりしていました。
記憶に定着するものって、私の場合ストレートな分かりやすいものであることが多い。
一人のおじさんが読んだもの。
なんとなく結婚して、なんとなく子供ができて、なんとなくな生活をくりかえす、ある日
妻から離婚を言い渡される。
どこかにありそうな話なんだけれど、おじさんがある言葉とともに声を詰まらせてしまった。
テクニックではない、浸透力。
2009.12.13 Sunday
コンサートにて
木琴のあいだを行き交うバイオリンとまったく聞き覚えのない楽器
飄飄とその楽器を弾く少年も見覚えのない顔
少年は冷静に音に没頭している
部屋で弾くときも、大きな会場で弾くときも同じというような顔をしている
私は全体の音に意識を戻した
あの少年のおかげでコンサートはひとつになりはじめている